サッカー観戦の魅力を味わってもらおうと、J1川崎が市内の介護施設で働くベトナム出身のインターンシップ生をホームゲームに招待した。
25日に柏戦が行われたUvanceとどろきスタジアムbyFujitsuを訪れたのは、国立タイグエン医療短大で学ぶ14人。市の外国人介護人材雇用支援事業の一環で来日し、3月から6月末まで高齢者が食事や洗濯などのサービスを受けられるケアハウスなどで就業体験をしている。
クラブからは、それぞれの名前が入ったキーホルダーや外国人介護士向けのテキストなどが贈呈され、試合前にはチームが使用するベンチに座ってピッチを間近で見学した。日本のアニメが好きで来日したというレティハーさん(21)は初めてのサッカー観戦で、「人も多くて楽しそう」と感激した様子。川崎はベトナムでスクール事業を展開しており、担当の池田圭吾氏は「日本に来ているベトナム人とも関係を築き、フロンターレをより知ってもらう土台づくりができれば」と話していた。