神奈川県藤沢市内の3海水浴場(片瀬東浜、片瀬西浜・鵠沼、辻堂)で26日、海岸を一斉に清掃する「第48回ゴミゼロクリーンキャンペーン」が行われた。シーズン到来を前に、海水浴客にきれいな浜辺で気持ち良く過ごしてもらおうと、地元住民らが準備を整えた。
藤沢市とビーチクリーンの専門団体「かながわ海岸美化財団」(茅ケ崎市)が主催。市内の自治会・町内会、企業、市民団体などに呼び掛け、今年は79団体の4160人が参加した。
片瀬東浜では参加者が一斉に浜辺に広がり、タバコの吸い殻や紙ごみを拾い集めたほか、海へのマイクロプラスチック流出を防ごうと、ペットボトルやプラスチック製容器などの破片もざるですくっていた。
3カ所の海水浴場で集まったのは可燃ごみ480キログラム、不燃ごみ300キログラム。運輸労連の加盟企業で勤務する関槙也さん(36)は「きれいな砂浜で、楽しいひとときを過ごしてもらえれば」と話していた。