新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)は6月1日から、同館生まれのカタクチイワシを展示する。同館2階「ウェルカムラウンジ」の水槽で、100匹以上のカタクチイワシが泳ぐ姿を見ることができる。7月7日まで。
同館では、江の島周辺の特産品であるシラス(カタクチイワシの稚魚)を卵からふ化させ、生きたまま観賞できる常設展示施設「シラスがイワシになるまで」を2014年4月に設置。シラスは環境の変化に弱く、温度管理など水槽で育てることは難しいとされる。しかし、同館ではシラスから成長した現在11世代目のカタクチイワシが育っている。
同館の担当者は「開館20周年の特別展の一環として展示する。水族館で生まれ育ったカタクチイワシの姿をぜひ、多くの人に見てほしい」と話している。
問い合わせは同水族館電話0466(29)9960。