藤沢市は30日、2023年の同市の年間観光客数が前年と比べ約260万人(15.3%)増の約1960万人となり、過去最高を記録したと発表した。昨年8月に中国が停止していた日本への団体旅行を解禁したことや、江の島サムエル・コッキング苑のリニューアルに伴う無料開放などが増加要因と市は分析している。
四半期別の観光客数は、最も多かったのは海水浴シーズンの7月~9月期で前年比53.4%増の約666万人、続いて10月~12月期は同9.1%増の約529万人だった。両期ともインバウンド(訪日客)増加の影響や、22年11月にリニューアルしたサムエル・コッキング苑の入園者増が貢献した。1~3月期は同5%減の約395万人で、4~6月期は観光イベントや行事が好調で1.5%増の約369万人となった。