右肩の違和感で離脱していた横浜DeNAの平良拳太郎投手(28)が1日、イースタン・リーグの巨人戦(横須賀)で七回に3番手として登板し、実戦復帰した。2回27球を投げ、ほぼ全ての球種を試した。3奪三振無安打1四球で無失点に抑え「まあまあだと思う」と振り返った。
左打者には逃げていくように変化するシンカー、右は曲がりの大きいスライダーで空振り三振を奪ったが、「完全に制御できたかと言われればそうでもなかった」。特にスライダーはリリースする位置などの修正が必要と自己分析した。
開幕2戦目の広島戦(横浜)では九回途中1失点で初勝利を挙げた。ただ好調の裏で、腕だけで投げているような投球フォームは上半身に負担をかけていたようで、リハビリ期間中は下半身を連動させて全身を使うフォームに見直したという。
今後は通常のローテーションの登板間隔を目安に、投球回を増やしながら1軍復帰を目指す。