プロ野球・巨人前監督の原辰徳さんら選手OBが2日、横浜スタジアム(横浜市中区)で神奈川県内の小学生を指導した。守備も打撃も「まずは基礎」と教え、フェアプレーやマナーの大切さも伝えた。
ファンケル(同)が協賛する野球教室の一環。原さんの呼びかけで、元巨人の高橋由伸さんや元横浜ベイスターズの内川聖一さんら往年の名プレーヤー7人が集結。捕球後のステップや打撃のタイミングの合わせ方といった基礎について、県内の軟式野球38チームに所属する計352選手に教えた。
高砂スラッガーズ(同市泉区)の小野光翔さん(12)は「スターばかりで夢のようだった。教え方もわかりやすい」と刺激を受けていた。子どもたちに講師陣のサイン入り「修了証」が贈られた。
桐蔭学園高校出身の高橋さんは「第二の故郷の横浜で教えられるのは幸せ」と笑顔。東海大相模高校出身の原さんも「鍛錬を積んだ神奈川の野球に貢献できたらうれしい」と話した。
不要になった野球用具73点も回収され、貧困地域に国際協力機構(JICA)を通じて届けられる予定。