慢性腎臓病を公表している横浜DeNAの大和内野手(36)が3日、川崎市宮前区の聖マリアンナ医大病院を訪問した。患者ら約100人に病気と向き合う苦労や公表した経緯などを伝え、「病気があることで大変な思いをすると思うが、プラスに変えることでもっと楽しい人生を送れる」と激励した。
大和は2022年秋の契約更改時に慢性腎臓病を明らかにした。当時病名がなかったが、その後、国内で数百人しかいないとされる遺伝性疾患「デント病」と診断された。加齢とともに腎機能が低下していく病で確立した治療法はない。海外スポーツ選手の例を参考に今後腎移植も考えているという。
大和は、同病院でNPO法人「腎臓サポート協会」の雁瀬美佐理事長、同病院腎臓・高血圧内科の桜田勉教授と対談。日頃のトレーニングから筋肉痛が出ないように心掛け、塩分摂取量を抑えた食事制限を行うなどの生活習慣を明かした。