茅ケ崎市内の牧場の生乳から作られた牛乳「湘南ちがさきMILK」がこのほど、県内産の優れた農林水産物や加工品を認定する「かながわブランド」に登録された。
牛乳は、かきざわ牧場(同市甘沼)と沼上牧場(同)の2牧場の乳牛から搾った生乳を100%使用し、「プレンティーズ ミルク&チーズファクトリー」(同市みずき)で加工し、販売している。
搾った日に殺菌し、翌日に販売することで新鮮さを保ち、くせのないさらっとした生乳の風味を実現させた。県によると、牛乳が「かながわブランド」に登録されるのは初めて。
牛乳を加工した飲むヨーグルト、モッツアレラチーズ、アイスクリームも商品化されており、地元住民を中心に好評を得ている。
プレンティーズの長谷川裕社長(49)は「茅ケ崎産にこだわり、安心安全な牛乳を販売している。味にも自信がある」と話す。市内の一部スーパーでも買うことができ、2025年に開業予定の道の駅などにも販路を広げたいとしている。
生産に協力した市経済部農業水産課は「さっぱりとしたクリーミーな味わいをぜひ、多くの人に楽しんでほしい」と話している。