5日の横浜DeNA―オリックス（横浜）の試合前イベント「伝説のOB一打席対決」に、NPB通算51勝の井納翔一さんと1526安打の坂口智隆さんが登場し、球場を盛り上げた。
井納さんは初球にいきなり139キロの直球でストライクを奪うと、その後も137キロ、132キロを計測。だが、カウント1ストライク2ボールからの4球目をはじき返されて右翼線二塁打とされた。
打った坂口さんを拍手でたたえた井納さんは「ファンの方々に楽しんでもらえるように、変化球なしで投げた。やるからには真剣勝負だと思うので、できる限りの全力を出した。坂口さんは現役時代と変わらないスイングをしていたので、打たれたがうれしかった」と話した。
坂口さんは「井納さんの投げる球が速かった。速球が来ると信じて待っていた。バットに当たった瞬間はフェアになってくれと祈った。当たってくれて良かった」と振り返った。