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「甘くて大粒の実」…三浦にブルーベリー園オープンへ 食べ放題、人気の「隠れ花菖蒲園」花畑に

カナロコ by 神奈川新聞 2024年6月5日 20時41分

 三浦市南下浦町菊名の農園「ザ・作兵衛フルーツガーデン」が8日、ブルーベリー園をオープンする。約半世紀にわたり「隠れ花菖蒲(しょうぶ)園」として無料開放していた自宅前の花畑を縮小し、多種類のブルーベリー狩りが楽しめる観光農園に変えた。同園の石井孝太郎さん(42)は「周辺のアジサイを観賞しながら、のんびり味わってほしい」と話している。

 ブルーベリー園は広さ約1500平方メートル。49種類のブルーベリーの木が、1本ずつ大きな鉢に植えられている。園内は地面にシートが張られ、段差がないため車いすやベビーカーもスムーズに移動できる。

 石井さん方の花畑では長年、初夏になるとハナショウブやアジサイ、ユリなど多彩な花が咲き誇り、人気を集めていた。しかし、農業の傍ら手入れをするのが困難になり、規模を縮小した。

 石井さんは「同じ季節に楽しめ、これまでと同じくみんなが集える観光スポットに」と、「みかん園」で培った観光農園のノウハウを生かし、跡地にブルーベリー園を開くことを決断。2021年に千本の苗を購入して丁寧に育ててきた。

 その結果、「養液栽培で原産地の北米と同じ酸性の土壌に改良し、甘くて大粒の実がなった」と手応えを感じる石井さん。収穫時期に差がある種類を栽培しているため、期間中は10種類程度の食べ比べができるという。

 開園は7月中旬までの土・日・水曜日午前10時~午後3時。入園料は中学生以上1500円、小学生千円、3歳以上500円。100分間食べ放題となる。予約が必要。

 問い合わせは、同ガーデン電話046(888)0382。

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