神奈川県のPRキャラクター「かながわキンタロウ」の認知度が広がっていない。黒岩祐治知事も11日の定例会見で「いまひとつ人気がないというか」と苦笑いで説明。打開策として3日に交流サイト(SNS)の「インスタグラム」公式アカウントを開設するも、フォロワー数は110(12日時点)にとどまる。熊本県の「くまモン」の約9万5千には遠く及ばないが、今後果たして人気者となれるのか。
かながわキンタロウは足柄山から下りてきたおかっぱ頭の男の子で、「金」の文字が記された赤色の腹掛けをまとっている。イベントの盛り上げ役を務めるほか、県のフェイスブックの投稿も担当し、広告塔を担っている格好だ。
ただ現状では自らのPRに苦戦。2月の県議会では、ある議員から「一般的には、くまモンやチーバくん(千葉)など他県の人気キャラクターと比べると、認知度はまだ低いと言わざるを得ない」と手厳しい指摘を受けてしまった。