2026年に開院予定の小田原市立病院の再整備を巡り、総工事費が当初想定から113億円増え、7割増の277億円となる見込みであることが13日、分かった。建築資材の高騰などによるもので、市は24年度分の工事費増額分8億8千万円を24年度病院事業会計補正予算案に計上したが「緩やかな物価上昇は現在も続いており、今後もさらに事業費が膨らむ可能性がある」としている。
新病院は地上9階建て(約400床、延べ床面積約4万2千平方メートル)で現在の7階建て(延べ床面積2万4千平方メートル)から規模を拡大し、耐震構造から免震構造に防災面も強化する。24年1月から本体工事が始まり、26年2月の完成を目指している。