絶好調のドラフト1位ルーキーが大記録へ－。横浜DeNAの度会が新人では1986年の清原和博（西武）以来となる7試合連続打点にあと1に迫り、最長記録も72年の望月充（阪神）まであと2だ。21日から始まる阪神（甲子園）との3連戦で、規格外の21歳が半世紀ぶりの記録更新を目指す。
ライト、レフト、そしてセンターへ。度会は時折笑顔を見せながら、本拠地で気持ち良さそうに鋭い打球を連発した。19日は横浜スタジアムでの全体練習で約2時間汗を流し「（交流戦後に）練習日を挟めて逆に修正できているかもしれない。全ての出来事をプラスにできるようにやっていきたい」と手応え十分だ。
打撃不振によりファームでの再調整を経て、11日の1軍再昇格から26打数10安打9打点。打率3割8分5厘の高アベレージを保ち、6試合すべてで適時打を放った。初顔合わせのパ・リーグ投手との対戦が続き、難しいはずの交流戦。打撃時の始動からテイクバック後の踏み込み、そしてスイング軌道が「しっかりと自分の思い描いた通りの線ができた。対応力がついてきたのかなと思う」と自信に満ちた言葉が口をついて出る。