横浜市は19日、2023年度に対応した児童虐待の件数が前年度比8.2%増の1万4035件になり、過去最多を更新したと発表した。区役所と児童相談所の件数を合わせて統計を取り始めた11年度からほぼ右肩上がりで増えている。
虐待の種別では、両親間の面前ドメスティックバイオレンス(DV)などの「心理的虐待」が最多の7129件(構成比50.8%)で、ネグレクト3748件(26.7%)、身体的虐待3034件(21.6%)、性的虐待124件(0.9%)が続いた。
年齢別に見ると、1~6歳が5558件(39.6%)と最も多く、7~12歳が4768件(34.0%)、13~15歳が1908件(13.6%)だった。構成比では5.5%に過ぎないものの、0歳も前年度比80件増の775件だった。