思い出の写真に別れを告げませんか-。川崎写真師会は7月3日、川崎市高津区の養周院で「写真供養」を行う。同会が、写真の最後に携わりたいと思いを込め企画しており、今年で5回目となる。
同会に所属する三陽フォトスタジオ(同市川崎区)の坪井麻衣子さん(48)は「供養するだけでなく、思い出を振り返るきっかけになる」と話す。昨年は、川崎の古い街並みを写した1枚や、祖父母の写真など約1万4千枚の写真と90冊のアルバムが市内外から集まった。
利用者からは、「昔の写真を見返すと新しい発見がある」「忘れていた旧友を思い出すことができる」との声が上がる。坪井さんは「写真は供養をすると手元から消えてしまう。供養するかどうかを悩んでいる人も相談してほしい」と来店を呼びかけている。
同会に所属する各店での受け付けは6月23日まで。A4判以下は50枚未満まで無料。アルバムは有料。問い合わせは、同店電話044(222)4473。