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老朽化する真鶴町庁舎「数年で廃止」 町長が対話集会で表明、戸惑いの声も

カナロコ by 神奈川新聞 2024年6月21日 5時0分

 老朽化が問題となっている真鶴町役場庁舎を巡り、小林伸行町長は19日夜、町民と対話する「まなづる株主ミーティング」で、「ここ数年のうちに廃止する」と既存の公共施設に移転する意向を明らかにした。公共施設の再編統合を進めるとして町民俗資料館(同町岩)の廃止なども打ち出したが、参加した町民からは「町民の思いもくんでほしい」と戸惑いの声が上がった。

 ミーティングは小林町長の公約の一つで、四半期ごとに町政の現状を町民に説明する取り組み。2回目となる今回のミーティングで、小林町長は本年度中に町内38カ所の公共施設再編に向けた計画素案を取りまとめる方針を表明した。

 町庁舎は地上3階、地下1階建て(延べ床面積約1530平方メートル)で1971年に建設。2019年に防水工事を行ったが、築50年以上が経過し、今後も大規模な改修工事が必要とされる。小林町長は「改修を繰り返せばもう少し長く庁舎を利用できるが、早めに畳めば改修費や光熱費などもかからなくなる」と庁舎廃止の理由を説明した。

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