気象庁は21日、関東甲信、東海、近畿の各地方が梅雨入りしたとみられると発表した。関東甲信では平年より14日、昨年より13日遅い。
横浜地方気象台によると、神奈川県内は21日、梅雨前線や低気圧の影響で雨となった。18日の大雨で地盤が緩んでいた地域もあり、三浦市には大雨警報が発表された。22日は高気圧に覆われて一時的に天候が回復するが、その後は雨や曇りの日が多くなる見通しだ。
関東甲信の梅雨入りは平年が6月7日ごろ、昨年は8日に発表された。今年は太平洋高気圧の張り出しが弱く、前線が日本の南にとどまっていたため、全国的に遅い梅雨入りとなった。21日現在、梅雨入りしていないのは、中国と北陸、東北の南部・北部。沖縄は20日に梅雨明けした。