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夏場に強い横浜FC 四方田監督、熊本戦に勝機「5連勝忘れるぐらいの気持ちで」

カナロコ by 神奈川新聞 2024年6月21日 17時31分

 関東地方は梅雨入りしたが、J2横浜FCは停滞前線とは無縁だ。5連勝と波に乗り、ここからは得意の季節。昨季もシステム変更した5月以降、三ツ沢でのナイターは公式戦5勝2分け3敗と好成績を残している。四方田修平監督(51)はあくまでデータであるとした上で、「夏場に強い横浜FCであるように、しっかりと乗り切りたい」とねじを巻き直している。

 J1で戦った昨季も初勝利を挙げたのは三ツ沢での新潟戦。カクテル光線のきらめきを浴びて本領を発揮すると、8月には神戸、横浜Mを打ち破るなど数々のドラマを演じてきた。

 「今年も夏場が大事だと思っているし、暑さの中でもタフに戦うところはしっかりと出していこうという話はしている」と指揮官。言葉の端々に好調なチームへの自信がうかがえる。

 FW小川が前節2ゴールをマークしたのも明るい材料で、「みんなで喜んでいたし、献身的にやれる選手が点を取ると、出られる選手の基準が一つ上がることにもつながる」と指揮官。一方、試合直前に出場を回避したDF岩武の状態については「筋肉系のけがで重症ではない。痛みや回復具合を見ながら早く復帰できるんじゃないか」との見通しを示した。

 6連勝が懸かるホーム熊本戦(22日午後6時・ニッパツ)。敵地での第1ラウンドは悪天候の中スコアレスドローに終わったが、「前回対戦以降、守備への意識はかなり高くなってきている。それ以降の失点数は少なく、勝ち点も取れてきている」と警戒。持ち前の堅い守備をベースに攻守にアグレッシブな相手をかわし、勝機をつかみたい。

 首位清水との勝ち点差も3まで詰まった。「積み上げていくことは大変だけど、崩れるのは一瞬。5連勝はしているが全て忘れるぐらいの気持ちで」と四方田監督。緩まず、目の前の試合に全精力を傾けていく。

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