湯河原町の冨田幸宏町長の死去に伴う町長選は23日に投開票され、深夜まで開票作業が続いている。
立候補したのは、ともに無所属新人で元町議の土屋由希子氏(41)、元町職員の内藤喜文氏(64)=届け出順=の2人。投票率は55.50%で、前回(2023年)を2.92ポイント上回った。
17年続いた冨田町政の評価が大きな争点だった。前回に続き2度目の挑戦の土屋氏は町政の刷新を掲げ、「組織や利権ではなく、町民が主役の政治を実現したい」と訴えた。
一方で内藤氏は冨田町政の継承と発展を主張。温泉場のにぎわい創出や「宿泊税」の導入に意欲を見せ、「全ての世代が共生できる町にしたい」と訴えた。
当日有権者数は2万493人(男9553人、女1万940人)。