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湯河原町長選挙 内藤氏が初当選 冨田町政の継承訴え 組織力で圧倒

カナロコ by 神奈川新聞 2024年6月23日 22時40分

 神奈川県湯河原町の冨田幸宏町長の死去に伴う町長選は23日に投開票され、元町職員の内藤喜文氏(64)が元町議の土屋由希子氏(41)を破り、初当選を果たした。投票率は55.50%で、前回(2023年)を2.92ポイント上回った。   

 選挙戦は17年続いた冨田町政の評価が大きな争点だった。町職員を40年以上勤めた内藤氏は大筋で冨田町政の継承を表明。温泉場のにぎわい創出や観光財源に充てる「宿泊税」の導入のほか、小学校給食の段階的無償化や高齢者への生活支援などを主張した。町議会の多数派や地元経済団体が相乗りで支援し、組織力で圧倒した。

 前回町長選に続いての出馬となった土屋氏は選挙戦では町政の刷新を訴えた。これまでの選挙と同じく組織に頼らない草の根運動を展開したが、堅実な行政運営を求める有権者の支持を得られなかった。

 当日有権者数は2万493人(男9553人、女1万940人)。

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