能登半島地震の復興を支援しようと、横浜市鶴見区内の企業や団体などの有志でつくる「鶴見・能登応援プロジェクト」が22日、能登半島での酒造りを記録した映画のチャリティー上映会を開催した。能登の地酒や地元グルメなどが楽しめる催しも併せて実施し、市民ら約50人が参加した。
同プロジェクトによる支援イベントは、5月の物産展に続いて2回目。日本酒を造る能登の杜氏(とうじ)を追ったドキュメンタリー映画「一献の系譜」が上演された後、石川県珠洲市出身で同県人会常任理事の本田ゆり子さん=横浜市港北区在住=が被災地の状況について語った。
本田さんはスライドを交えながら、地震で全壊した酒造が再起を誓う様子や、断水が続く珠洲市の街並みなどを紹介。「支援が行き届かない場所へ、これからも支援していきたい」と訴え、「落ち着いたらぜひ皆さんに足を運んでほしい」と参加者に呼びかけた。
同プロジェクトの売り上げは、本田さんらによる復興支援活動の資金に充てられるという。