子育て賃貸住宅やコミュニティーセンター、出張所、図書館分館が一体となった神奈川県三浦市の複合施設「チェルSeaみうら」（同市南下浦町上宮田）の完成式典が27日、関係者や来賓計約50人を集めて行われた。式典後には施設の内部が公開され、参加者は細部まで配慮した造りに感心していた。28日から本格オープンする。
1階エントランスホールで開かれた式典で、吉田英男市長は「足かけ8年を経てようやく完成した。各世代の交流が生まれ、新しいコミュニティーが生まれることを楽しみにしている」とあいさつ。市長ら6人によるテープカットで新たな交流拠点の誕生を祝った。
京急線三浦海岸駅から徒歩2分の同施設は、鉄筋コンクリート6階建て総面積約4700平方メートル。南下浦市民センター跡地に建設され、総事業費は約22億円。同市では初めての民間資金活用による社会資本整備（PFI）を導入し、合人社計画研究所（広島市）を代表企業とする事業者が15年間運営する。