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パワハラ、児童買春、飲酒運転、万引…小田原市が職員4人を懲戒処分

カナロコ by 神奈川新聞 2024年6月27日 22時20分

 飲酒運転で通勤したり、衣料品を万引したりしたなどとして、小田原市と市消防本部は27日、職員4人を停職の懲戒処分にしたと発表した。このうち市消防本部の男性主査(39)は未成年にみだらな行為をしたとして昨年11月に停職処分となったが、職場の同僚に暴行などのパワーハラスメントも繰り返していたとして新たに停職1カ月の処分を受けた。

 市によると、男性主査は2020年度から23年度にかけて職場の同僚2人を日常的に蹴ったり、ごみやくつなどを投げつけたりしていた。男性主査は昨年6月、13歳の少女に現金を渡してみだらな行為をしたとして児童買春・ポルノ禁止法違反(児童買春)の疑いで県警に書類送検され、市も停職6カ月の処分としていた。

 暴行を受けていた同僚の1人が今年4月、男性主査の職場復帰に不安を抱き、市のハラスメント対応窓口に相談し発覚。暴行は上司のいない場所で行われ、市の調査に男性主査は「じゃれ合っているつもりだった」と説明しているという。

 また、市消防本部の男性係長(58)は1月に飲酒運転して出勤したとして停職6カ月となった。市消防本部では昨年11月にも別の職員が飲酒運転で通勤し懲戒処分を受けたばかりで、市消防本部は今年3月から全職員に出勤時のアルコールチェックを義務化した。

 このほか、自宅近くで飲酒運転し、自損事故を起こした福祉健康部の女性主事(42)を停職6カ月、都内の衣料品店で約5千円分の衣料品を盗んだ疑いで警視庁に書類送検された男性消防副士長(26)を停職2カ月とした。

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