Infoseek 楽天

海自の自衛艦隊が70年 横須賀基地停泊の護衛艦「いずも」で式典 「同盟国とともに平和寄与」 

カナロコ by 神奈川新聞 2024年7月1日 21時50分

 海上自衛隊は1日、自衛艦隊の創設70周年記念した式典を、海自横須賀基地(横須賀市)に停泊しているヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」艦内で行った。在日米海軍第7艦隊副司令官のエイミー・バウアンシュミット少将や上地克明市長、元自衛艦隊司令官ら約140人が出席した。

 自衛艦隊は艦艇や航空機を機動運用する海上自衛隊の主力部隊。1954年7月1日、自衛隊発足と同時に創設された。海自の部隊運用の中核として即応体制を維持し、海上防衛の最前線で任務を行ってきた。現在、水上艦隊88隻、潜水艦25隻、航空機190機を保有する。

 式典で齋藤聡司令官が「70年間で日本を取り巻く安全保障環境は大きく変化した。引き続き、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて同盟国や同志国とともに平和に寄与する」とあいさつ。エイミー少将は、第7艦隊司令官のフレッド・ケイチャー中将の祝辞を「日米のパートナーシップがこれほど強固となったのは自衛艦隊の全ての方々の献身による。安全と繁栄を確保するため日米の力を発揮したい」と代読した。

 また70周年を記念し、ロゴマークを定めた。「SF70」と大きな文字を配し、護衛艦や航空機などのシルエットがあしらわれている。同隊で任務に当たった先人の歴史を受け継ぐ意味を込めスローガンは「継承、そして挑戦」とした。

この記事の関連ニュース