横浜市は1日、ロシアによる侵攻を受けるウクライナ南部の姉妹都市オデッサ市の復興支援について、国連開発計画(UNDP)と協力趣意書を締結した。保育園の修復に向けて工事などをUNDPが担い、横浜市は今後予定しているクラウドファンディング(CF)の広報などを通じて復旧をサポートする。
復旧を担うのは、昨年7月末にミサイル攻撃を受けた「第141保育園」。一部が世界文化遺産に登録されている3棟からなる同園は、爆風で窓ガラスが割れ落ち、屋根や内壁も激しく損傷した。市は昨年3月にオデッサ市と都市の復旧復興に向けた協力を強化する覚書を締結。同8月に同市から保育園復旧に向けた支援を求められ、関係機関らに相談する中で、UNDPが協力を引き受けたという。