鎌倉市役所の深沢地区への移転計画を巡り、同市は8日から、基本設計委託に応募してきた業者提案4案を同市役所など市内6カ所でパネル展示し、市民から意見募集も順次開始する。庁舎移転に反対も根強い中で9月の業者によるプレゼンテーションも一般公開し、市民への説明内容も採点基準に加えるなど間接的な“市民参加”で移転機運の醸成を図る。
藤沢市村岡地区と隣接する深沢地区約30ヘクタールの再開発計画が進められ、鎌倉市は整備費170億円をかけ、31年以降の新庁舎完成を目指している。市は4月から基本設計委託に向けたプロポーザル型公募を実施し、共同企業体を含めた4者が応募した。