違法性のあるサイトでゲームのアイテムなどを販売し、収益を得たとして、神奈川県警サイバー犯罪捜査課と厚木署などは2日、組織犯罪処罰法違反（犯罪収益等収受）の疑いで、千葉県松戸市、サイト運営会社社長の男（44）ら中国籍の男女3人を再逮捕した。神奈川県警によると、違法性のあるサイトを通じて得た収益を犯罪収益と見なして立件するのは全国で初めて。
他に再逮捕したのは、ともに会社社長の男（38）＝神戸市＝と女（30）＝同＝。
再逮捕容疑は、それぞれ氏名不詳者と共謀し、人気ゲーム「ウマ娘プリティーダービー」などのロゴを無断で掲載し、ゲームのアイテムなどを販売する違法性のあるサイトを通じて得た現金と知りながら、2022年1月から昨年3月までの間、複数回にわたって計約578万円を自らが管理する口座に振り込み、犯罪収益を収受した、としている。
同課によると、運営会社社長の男は黙秘し、神戸市の社長の男女は「事実については認めない」などと供述し、容疑を否認している。