江戸時代の東海道平塚宿の雰囲気を演出する「平塚茶屋プロジェクト」が6月29日、崇善公民館(平塚市見附町)前で開かれた。通りがかった人らは休憩施設を利用したり、お茶を飲んだりしてかつての平塚宿の雰囲気を楽しんでいた。
市が本年度末までに策定する「平塚駅周辺地区将来構想」に役立てようと、市と、若手商業者らで組織する任意団体「平塚まちなか活性化隊」が企画。野だて傘や長いすなどを設置し、お茶の提供や和菓子販売などを行った。場内ではアンケートを実施。「休憩スペースを使いたいか」「植栽によるみどりをどう感じるか」といった質問に対し、来場者がシールを貼る形式で回答した。
同公民館では県立平塚江南高校茶道部の生徒による茶道体験も行われ、来場者はたてられたお茶を和室で楽しんでいた。市都市整備課は「皆さんの意見を聞きながら、中心市街地活性化へ向け構想を策定していきたい」としている。