168校(合同6チーム含む)が出場する第106回全国高校野球選手権神奈川大会が5日、幕を開ける。ノーシード校にも力のあるチームが多い今大会は、例年に増して混戦模様。栄冠を手にするのはどのチームか。
東海大相模と桐光学園が、わずかだがリードしている。
東海は長身左腕の藤田、2年生の本格右腕福田に加え、塚本、高橋らの投手陣が全国でも屈指。ストレートの最速は140キロを超え、タイプが違うので継投策も有効だ。
桐光は打線が強力。プロ注目の大型内野手森を筆頭に矢竹、中村、綾部ら打力を誇る打者がずらりと並ぶ。2年生の白鷹もセンスあふれる二塁手。
両校は春季県大会準々決勝で対戦しており、8―5で東海が勝利。中盤の一挙3得点が効いた。逆に言えば、桐光はエース法橋が3点以内に抑えれば、打線が強力なだけに勝機が見える。東海は投手陣が流れをつくり、中村、金本と2年生クリーンアップの勝負強さで試合を決めたい。