大麻の若年層への広がりを防ごうと、神奈川県警と県は4日、横浜市中区の横浜スタジアムで薬物乱用防止キャンペーンを行った。プロ野球の横浜DeNAベイスターズ対東京ヤクルトスワローズ戦の観戦に訪れた若者らに大麻の危険性や有害性を周知するチラシを配った。
県警薬物銃器対策課によると、大麻関連で昨年摘発した548人のうち、29歳以下が390人で全体の71.2%を占め、若者の大麻乱用が課題となっている。
キャンペーンには、県警や県の職員ら18人が参加。ベイスターズの協力のもと作製した三浦大輔監督や牧秀悟主将、東克樹投手が「大麻ではなく未来を見つめろ!」と呼びかけるチラシを配布した。
チラシを受け取ったベイスターズファンの20代の女性会社員は「好きなチームとコラボしていると、薬物に対する自分の意識も高まる」と話した。
チラシは、みなとみらい線各駅(横浜駅を除く)のデジタルサイネージ(電子看板)でも表示される。