神奈川県議会第2回定例会は9日の本会議で、災害や物価高騰対策を柱にした総額約122億2600万円の2024年度一般会計6月補正予算案や、25年度から県立保健福祉大の入学料を現行の半額にするための関連議案など計28議案を可決、同意して閉会した。会期中は計31議案を可決、同意、承認した。
9日の本会議では、柳下剛議長の発議で、11月5~9日に議長を団長として県議計8人を県と友好提携する豪州のゴールドコースト市などに派遣する議案が可決された。同市との友好提携は来年で35周年を迎えることから、交流の促進などを図るとしている。派遣費用は随行する県職員2人分を含め計約1200万円を見込む。
共産党は「目的や必要性が希薄で、課題山積の中、優先性や合理性が高いとは言えない。県民の理解を得るのは難しい」などとして反対した。