来年デビュー飛鳥Ⅲのために平松礼二さん描いた日本画 湯河原美術館で展示

　月刊誌「文芸春秋」の表紙画で知られる日本画家の平松礼二さん（82）が来年就航予定のクルーズ船「飛鳥Ⅲ」のために描いた作品を展示する「旅する日本画─洋上の美術館・飛鳥Ⅲから」が、神奈川県湯河原町立湯河原美術館（同町宮上）で開かれている。平松さんが「世界を旅する日本画」をテーマに制作した30点を、就航に先駆けて公開する。9月23日まで。

　「飛鳥Ⅲ」は、2006年から世界を巡っている豪華客船「飛鳥Ⅱ」に続き、25年夏ごろの就航を目指すクルーズ船。「動く洋上の美術館」をコンセプトの一つとし、船内には日本の芸術文化を代表する美術作品が数多く並ぶという。