特殊詐欺被害を未然に防いだとして、伊勢原署は6月28日、中栄信用金庫伊勢原南口支店の原田和彦支店長に感謝状を贈った。
同支店などによると、同月13日午前、200万円の預金の引き出しに訪れた80代男性に対し原田支店長が「詐欺ではないか」などと声をかけた。男性は前日に「息子と一緒に現金を下ろしに行く」と同支店へ連絡したが、当日は1人で来店したことなどから不審に思い、通報したという。
原田支店長は「署から来ていた注意喚起のファクスが、全く同じ手口で確信を持って詐欺と断定できた。被害に遭わないための声かけに少しでも耳を傾けてもらえたら」と話していた。
滝口英仁署長は「日頃から意識を高く警察と連携し、被害防止への備えをしていただいた成果」と感謝した。