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焼け野原になった平塚空襲、悲惨さ伝える企画展 当時と今の町並み比較も

カナロコ by 神奈川新聞 2024年7月11日 5時40分

 太平洋戦争末期の平塚空襲を伝える「平和普及展」が10日、商業施設「ららぽーと湘南平塚」(平塚市天沼)で始まった。会場には、空襲で焼け野原となった市内を撮影した写真など約30点が並び、当時の悲惨さを伝えている。市の主催で23日まで。

 平塚空襲は1945年7月16日深夜から17日未明にかけて、米軍のB29爆撃機が旧平塚市を中心に無数の焼夷(しょうい)弾を投下。300人以上の市民の尊い命が奪われたとされる。

 展示では、当時の被災状況と現在の町並みを比較した写真や地図を並べ、平和の大切さを訴えている。全国の空襲を受けた都市の紹介もあり、米軍から受けた被害について理解を深めることができる。

 広島の原爆ドームにも訪れたことのある30代女性は「当時の市内の写真が残っていることに驚いた」と話していた。市行政総務課は「終戦から時間がたち当時を知る人も減っている。若い人たちにも空襲のことを知ってほしい」と来場を呼びかけている。

 展示は入場無料で、同施設の営業時間内。

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