若者カルチャーを発信する川崎に新たな風が吹く。ブレイキンやスケートボードなど若者文化を推し進める川崎市で、7月下旬に日本で初めて縄跳び競技「ジャンプロープ」のアジア選手権が開かれる。各国の予選を勝ち抜いた日本を含むアジア10カ国、約740人が出場。同市は、市内の小学生らを観戦に招待することやトップ選手との交流の場を設けることも決め、まちを挙げて盛り上げる。
今回のアジア選手権は今月24~28日、カルッツかわさき(同市川崎区)で開催。9~11歳のキッズ、12~15歳のジュニア、16歳以上のシニアの3カテゴリーを設けている。全世代が参加する団体もある。
30秒間で跳べる回数を競う「シングルロープ」や、8人で一斉に跳ぶ「ロングロープ」などの種目で熱戦を繰り広げる。
28日にはダブルダッチのパフォーマンスを競う世界大会「DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD」も同時開催し、約90人が出場する。関係者を含め、約千人が川崎を訪れるといい、福田紀彦市長は「川崎を見て、食べて、楽しんでもらいたい。子どもたちには世界で活躍する一流のプレーを見てほしい」と期待を寄せた。