横浜市は10日、小中学生が関係する交通事故の発生場所を可視化した地図データの改良版「こども・安全安心マップ」を公開した。市立小中学校の通学区域を表示できる機能などを追加し、子どもへの声かけ事案や不審者の目撃情報があった地域も「見える化」。学校や自治会が通学路の安全対策を進めやすくした。スマートフォンやパソコンから誰でも利用できる。
改良の目玉は防犯情報の可視化だ。県警が希望者に配信している防犯メールを活用し、過去1年間(2023年1~12月)に確認された子どもに対する声かけ事案と不審者の目撃事案計342件を抽出。発生場所を町丁単位で着色した。スマホの場合、タップすると発生日時や概要を一覧できる仕組みで、掲載情報は毎年1回更新していく。