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横浜Mがキューウェル監督を解任 ハッチンソンヘッドコーチが暫定指揮

カナロコ by 神奈川新聞 2024年7月16日 12時53分

 J1横浜Mは16日、ハリー・キューウェル監督(45)を15日付で解任し、ジョン・ハッチンソンヘッドコーチ(44)が暫定的に指揮を執ると発表した。今季はアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)でクラブ史上初のファイナル進出も、リーグは第23節を終えて8勝5分け10敗の12位と低迷。ハッチンソン氏は「難しい状況だが、スタッフ、選手ともども責任をもって次に向かわないといけない」と力を込めた。

 今季就任したキューウェル監督は、「アタッキング・フットボール」の継承を掲げつつ中盤のシステムを変更して独自色も押し出した。ただ、守備面の課題は拭えず、6日のG大阪戦では0─4の完敗で16年ぶりの4連敗を喫するなど苦境に陥っていた。

 暫定監督となるハッチンソン氏はオーストラリア出身で、2021年にマリノスのヘッドコーチに就任。昨季は横浜FCでヘッドコーチを務め、リーグ1試合で監督代行も経験した。

 16日の全体練習後に取材に応じたハッチンソン氏は「この攻撃的サッカーはボールを持っていないと意味がない。相手からどれだけ素早くボールを奪い返すか。奪い返した後にどれだけパワーを持って攻撃に移れるかだ」と強調。「一番大事なのはフィロソフィー。アンジェ(ポステコグルー元監督)、ケビン(マスカット元監督)、ハリーからたくさんの学びがあった。それを取り入れてクラブが求めているサッカーをやっていきたい」と抱負を述べた。

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