横須賀市南部と三浦市をつなぐ自動車専用道路「三浦縦貫道路」で17日、新しい決済サービス「ETCGO」の社会実験がスタートした。道路を管理する県道路公社が昨年に次いで実施。今回はカードの事前登録が不要となり、同公社は2025年1月12日までの実験結果を踏まえ、25年度からの本格導入を目指す。
ETCGOは自動料金収受システム(ETC)カードを使った新たな決済サービス。首都高速道路、アマノなどが共同で事業化し、昨年11月に開通した三郷流山橋有料道路(埼玉県)で初めて運用されている。
これまで同公社が取り組んできた「ワンストップ型ETC」と同様に利用車は料金所でいったん停止しなければならないが、カード番号などを事前登録しなくても利用できる。
一方で、昨年の社会実験で使用可能だった4社のETCカードのうち、3社はシステム改修が間に合わず、スタート当初に使用できるのは三井住友トラストクラブと今回加わったイオン銀行の2社のみ。その他のカードも、システム改修を終えれば順次拡大していく予定。