プロ野球のマイナビオールスターゲーム2024に出場するセ、パ各リーグの「最後の1人」を決めるプラスワン投票の結果が17日に発表された。セは新人の度会隆輝(横浜DeNA)、パは交流戦で史上最高打率4割3分8厘をマークした水谷瞬(日本ハム)が選ばれた。ともに初出場。
やっぱり華がある。憧れの球宴の舞台。ドラフト1位ルーキーの度会が「最後の1人」として出場権をつかんだ。「昨年までは見ていた側の立場だったのでうれしい。見ている人を笑顔にできるプレーをしたい」と白い歯を光らせた。
オールスターには新人選手で唯一の選出。「すごい選手が周りにたくさんいると思うので、アドバイスをいろいろ聞きたい。自分にプラスにできるように2日間を大事に過ごしたい」と球界を代表するプレーヤーとの共演を心待ちにする。
24日の会場は、父・博文さんが現役時代にプレーし、度会も幼少期から通った神宮球場が舞台。「父親の影響でずっと行っていた場所。(23日の)エスコン(フィールド)も素晴らしい球場で、とても光栄」と喜んだ。
球宴で印象に残っているのは昨年、横浜高出身の先輩でもある万波(日本ハム)がプラスワン投票で選ばれた当時横浜DeNAのバウアーからホームランを打った場面だという。「すごくかっこよかった」。今年は自分のバットで夢を与える番だ。