欧州を訪問している神奈川県の黒岩祐治知事は16日(日本時間17日)、スイス・ジュネーブで世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長と会談した。
県によると、知事は県が進める未病改善と最先端医療の追求を融合した「ヘルスケア・ニューフロンティア政策」の進捗(しんちょく)を説明。テドロス氏はWHOが提唱する「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ」(誰もがどこでも保健医療サービスを負担可能な費用で受けられる社会)の重要性を説いた。
その上で、健康な高齢社会の実現に向け、未病改善の取り組みとユニバーサル・ヘルス・カバレッジの理念が軌を一にしているとの認識を共有。引き続き、県とWHOで高齢化分野での連携を確認した。