箱根町に住む高齢者らの「買い物不便」を解消しようと、町内を巡回する移動スーパーの運行が17日に始まった。神奈川県内でもスーパーマーケットを展開するマックスバリュ東海(浜松市)の呼びかけで実現したサービスで、町内を回る移動スーパーは初めて。
町によると、町内にはスーパーが1店舗しかなく、近年は食品などを扱う小売店も廃業が相次いでいる。また、大部分が山間部のため車がなければ買い物に出かけるのが難しく、高齢者を中心に近所での買い物を望む町民が多いという。
移動スーパーは冷蔵機能を備えた軽トラックに生鮮品やパン、お菓子、日用品など約500品目を積み込み、週間スケジュールに沿って集会所や町営住宅など61カ所を巡回。手数料として商品1点につき10円を価格に上乗せする。