神奈川県内で新型コロナウイルスの感染者数が増加傾向にある。県衛生研究所が18日に公表したデータによると、県内359の定点医療機関で8~14日の1週間に前週比363人増の3278人の感染が確認された。1医療機関当たりの患者数は9.13人で、同1.19人増加。増加は7週連続となった。
1医療機関当たりの人数を保健所エリア別で見ると、鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内が23.67人、平塚保健福祉事務所管内が15.27人で多かった。横浜市は7.83人、川崎市が8.70人、相模原市が8.87人、政令市以外の県域は10.92人だった。
入院患者は全県で133人で、前週から30人増えた。県は「昨年も夏場は増加した。手洗いや換気など基本的な感染防止対策を怠らないでほしい」としている。