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【高校野球神奈川大会】連覇挑んだ慶応敗退 小宅・加藤バッテリー、重圧耐え 「気持ちの切り替え難しくなった」

カナロコ by 神奈川新聞 2024年7月18日 21時30分

◆慶応2-4桐蔭学園

 高校野球の全国選手権神奈川大会は18日、バッティングパレス相石スタジアムひらつか(平塚市)などで5回戦が行われ、史上7校目となる夏の甲子園2連覇に挑んだ慶応高が2―4で桐蔭学園高に敗れた。昨夏の全国優勝メンバーで、エース・小宅雅己(2年)と主将・加藤右悟(3年)は中学時代からバッテリーを組んできた間柄。王者として臨み、重圧を耐え抜いてきた日々を振り返った。  

 試合後、一塁側スタンドへのあいさつを終えると、主将加藤は小宅に抱きかかえられながらベンチへと引き揚げた。「日本一になると小宅とみんなと頑張ってきたけれど、自分の力が足りず、悔しい」。夢はついえ、加藤は頬をぬらしながら言葉を絞り出した。

 1―1の四回途中から救援した小宅も、七回に勝ち越しの適時打を許して降板。「取られちゃいけないと分かっていた場面で取られてしまった。みんなに申し訳ない」とうつむいた。

 昨夏は小宅がエース、加藤は主砲としてチームを107年ぶりの全国の頂点に導き、深紅の大旗を神奈川に持ち帰った。しかし、昨秋に代替わりした新チームはなかなか歯車がかみ合わなかった。小宅は「(夏に)優勝して秋の大会ぐらいで燃え尽きじゃないけれど、気持ちの切り替えが難しくなった」と振り返る。

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