関東学院マーチングバンドと、台湾の台北市立建国高級中学のマーチングバンドの交流会が22日、関東学院中学校高等学校(横浜市南区)で開かれた。両校のマーチングバンドは世界大会への出場経験もあり、生徒らは演奏や演技を通じて国際交流を楽しんだ。
交流会は、関東学院中学校高等学校と台湾の交流や、昨年12月に台湾で開催された音楽祭に招待されたことなどから、建国高級中学の来日に伴い、台北駐日経済文化代表処横浜分処から推薦を受け開催した。
交流会では、関東学院マーチングバンドがライフルや旗を使い、カラーガードや演奏を披露すると会場からは歓声が上がった。建国高級中学のマーチングバンドもダイナミックな演奏で息の合った所を見せ、真剣な表情で聴いていた関東学院の部員からは拍手が起きた。両校の生徒らは、楽器や演奏などのアドバイスをし合って交流を楽しんだ。
関東学院マーチングバンド部長の川口良太さん(17)は「言語は違っても音楽は世界共通だと感じた。大会に向けて良い刺激になった」と力を込め、副部長の板橋若葉さん(18)は「音が一発でそろっていてうまかった。音楽を通じてコミュニケーションを取れて良い経験となった」と充実の表情を見せた。副部長の中能梨里さん(18)も「技術面でアドバイスをもらい、多くの学びを得ることができた」と笑顔で話した。