自民総裁選巡り河野氏「決まったような質問控えていただきたい」 閣僚辞任の考えなど問われ制す

　河野太郎デジタル相（衆院15区）は23日の閣議後のオンライン会見で、9月に予定される自民党総裁選を巡り、出馬について最終判断する時期や、出馬表明前に閣僚を辞任する考えがあるかどうかを問われ、「何か物事が決まっているかのごとくの質問は控えていただきたい」と制する場面があった。

　河野氏は6月下旬に自身が所属する麻生派を率いる麻生太郎副総裁に出馬への意欲を伝え、理解を求めたとされている。

　会見では、茂木敏充幹事長が22日に総裁選への出馬可否を9月上旬までに判断する意向を示したことを引き合いに、河野氏に対して「いつ頃に最終判断したいと考えているか」「出馬する場合、現職閣僚として表明前に閣僚を辞任すべきか、その必要はないか」と質問が飛んだ。河野氏は表情を変えることなく、出馬への態度を明らかにしなかった。（三木　崇）