高校野球の第106回全国選手権神奈川大会決勝は最大のライバル同士の対決となった。横浜と東海大相模は、夏の決勝では過去8度対戦して4勝4敗の五分。両雄譲らぬ激戦が今回も予想される。
東海大相模は左腕藤田が好調。準決勝で最速149キロをマークし、変化球の切れもいい。横浜は左打者が多く、武相戦では外へ逃げる球に苦労した。藤田対横浜打線が第1のポイントになる。
横浜はリードオフマンとしてチームをけん引する2年生主将の阿部葉が好調。準決勝で共に長打を放った右打者の椎木、松村の活躍が得点力を左右しそうだ。藤田は春季県大会で横浜を1失点で抑え込んでいる。当時よりも球威は明らかにアップしており、インコースをしっかり突ければ失点が計算できるだろう。