神奈川県は24日、空き状態が続いていた県庁東庁舎(横浜市中区日本大通)12階のレストランスペースについて、運営事業者が決定したと発表した。候補事業者の辞退が相次ぐなど選定が難航し、今回が4度目の募集だった。
運営事業者に決まったのは、関西や東京で飲食事業を展開する中納言(兵庫県)。県によると、同社を含めて2事業者から入札があった。賃貸借期間は15年間で、落札金額は1億5939万円(年額1062万6千円、税込み)。開業は店舗設置工事の完了後で、時期は未定としている。
1回目(2020年3月)の募集は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2回目(22年3月)は資金調達のめどが立たなかったことから、それぞれ事業者が辞退していた。今年1月の3回目の募集では入札不調に終わった。