9月からの中学校給食開始を前に、神奈川県平塚市は今月24日、完成した市学校給食センター(同市田村)を報道陣に公開した。調理能力は1日当たり1万5千食と県内最大級で、1カ所で小中学校両方のメニューを調理する「1棟2場方式」を県内で初めて取り入れた。落合克宏市長は会見で「(中学校の完全給食は)子どもや子育ての大きな力になると思う」と強調した。
センターは鉄骨造地上2階建てで延べ床面積は約9100平方メートル。1日当たり小学校21校、中学校15校の計36校分の給食約1万5千食を提供する。
食品を媒介とした中毒などのリスク分散を図るため、小学校用に3献立、中学校用は2献立をそれぞれ調理。食物アレルギー対応食も1日当たり150食用意できるという。