◆東海大相模6-4横浜
高校野球の第106回全国選手権神奈川大会の決勝は東海大相模と横浜の好カードとなり、横浜スタジアムには2万8千人の観客が詰めかけた。試合途中に初めて左右両翼のウイング席が開放された。
左翼ウイング上段で観戦した高校1年の佐村友輪さん(16)=横浜市緑区=は「圧巻の光景。どちらが崩れるかぎりぎりの対決。その中で楽しんでいるのがすごい」と同年代の選手たちをたたえた。
息子と訪れた会社経営者の小野寺悠輪さん(38)=東京都大田区=は、法政二高で白球を追いかけた元球児だ。「(横浜高OBの)松坂に憧れて高校で野球部に入った。名門の横浜に頑張ってほしい」と気持ちを寄せ、「自分たちの時はここでプレーできなかった。これだけの人を集める高校野球はやっぱりすごい」と決勝戦の熱狂に息をのんだ。