新紙幣の発行を記念して、日本銀行横浜支店の大竹弘樹支店長が25日、黒岩祐治神奈川県知事を訪問した。
大竹支店長は、新紙幣に搭載している最先端の偽造防止技術と、誰にでも使いやすいように施されたユニバーサルデザインについて説明。「じっくり見たり触ったりして特徴を感じてもらえたら。新紙幣が多くの人に使われて愛着を持たれることを期待している」と語った。
新紙幣のうち千円札は図柄に葛飾北斎の「富嶽(ふがく)三十六景 神奈川沖浪裏」が使用されていることなどから、最も若い記番号に次ぐ「AA000002AA」の新千円札が、県に贈呈された。8月20日まで県立歴史博物館(横浜市中区)で展示されている。
黒岩知事は「(新千円札を)神奈川のお札と位置付けていただきありがたい」と感謝を述べた。